苦あれば楽あり

苦あれば楽あり、と言うけれど、人生最悪の中にいては希望など持てず、
この先 本当に楽になれる日が来るのか、それはいつなんだ、
どれだけ耐えれば良いんだ、と投げやりになる。


イチローが「壁というのは出来る人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている」と言ってた。

今まで何度も困難を乗り越えてきたように、今回も大丈夫と思いたいのに、
目の前に立ち塞がる壁は とてつもなく高く厚い。
なのに この壁をチャンスと思えって？　こんなチャンス 要らないよ。
そもそもイチローとは環境や才能が違うわけだし、
努力だけでは どうにもならないことってあるんだよ。



水戸黄門は「人生 楽ありゃ苦もあるさ」と歌ってる。
“苦あれば楽あり”の逆を言ってる。

つい先日まで何不自由なく楽しい毎日を送っていたけど、
今は“苦難”真っ只中にズドンと落ちてしまったのは
まさにこの歌詞の通りになったわけだ。
この曲を調べたら 山上路夫 作詞「あゝ人生に涙あり」で、

歌詞は“涙の後には虹も出る”と続いていた。
そうか、これもまた苦あれば楽ありってことなのか。
この歌詞のように、前向きになって顔を上げて歩いていこう、と思う時もあるのに、

それ以上の不安がすぐ襲いかかり、我慢の限界を遥かに越えて発狂しそうになる。

日々その繰り返し。

どんな言葉も何の励みにならない。疲れるよ。辛いよ。